JetBrainsのIDEにはgitとのインテグレーションツールが入っていますが、「gitはコマンドで叩いている」という人が多いようです。
自分の振り返りも兼ねて、よく使うgit操作をまとめてみます。
なお、私は普段はPhpStormを使用しているので、スクリーンショットはPhpStormの画面になります。
コミット
変更がある状態でCommand+Kを押すと、コミット画面になります。
なお、JetBrainsのgitインテグレーションでは、 ステージ
の概念はありません。
- ① コミットするファイルを選択します。
- ②コミットメッセージを入力します。右上の時計マークを押すと、過去のコミットメッセージを参照できます。
③変更を確認できます。
チェックボックスを外すと、その箇所の変更はコミットされません。
また、ここから直接ファイルを編集することもできます。④コミット前に静的なチェックを行うことができます。
プッシュ
コミットがある状態でCommand+Shift+Kを押すと、プッシュ画面になります。
左がプッシュされるコミット、右側がプッシュされるファイルです。
ログ
Command+9を押すと、ログ画面が表示されます。
左がコミットログ、右が選択したコミットの変更です。
この画面では、コミットを右クリックすることで、色々な操作をできます。
- コミットハッシュのコピー
- リセット
- チェリーピック
- リビジョンにチェックアウト
- 新しいブランチの作成
- 新しいタグの作成
- リバート
- インタラクティブリベース(後述)
ブランチ
VCSメニューから Branches
を選択すると、ブランチの一覧を表示できます。
カーソルを合わせることで、色々な操作をできます。
- カレントブランチの変更
- ブランチの削除
- リベース
- マージ
スタッシュ/アンスタッシュ
VCSメニューから Stash Changes...
, UnStash Changes...
を選択すると、スタッシュ、アンスタッシュができます。
スタッシュした内容はスタックできます。
インタラクティブリベース
ログ画面からコミットを選び、 Intaractivily Rebase from Here
を選択することで、インタラクティブリベースができます。
内容は見た目がコマンドでリベースするときと一緒です。
右側にある▲▼でコミットの順番を入れ替えられます。
ヒストリー
右クリックで Git
-> Show History
で、開いているファイルのコミットの履歴を見ることができます。
また、コードを範囲選択した状態で、右クリックで Git
-> Show History from Selection
で、選択している部分のみのコミットの履歴を見ることができます。
おわりに
まとめてみると、結構色々な機能を普段から使ってることに気づかされました。 gitをGUIで使えると、オプションなどをいちいち覚えなくても問題ないのがいいですよね。 また、diffを高機能なdiff画面で見られるのもポイントです。
まだgitの機能を使ったことがない人は、ぜひ使ってみてください!